188体育
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工学部 電気電子情報工学科※(※現システム工学部 システム工学科)3回生の植原 響さんを代表とする学生チームが、防災意識の向上と日常利用の両立を目指した取り組み「防災公園大作戦」を12月16日に実施しました。
本企画は、災害時の備えとして活用できる設備を、平常時から身近に体験できる環境づくりを目的としたものです。学生たちは、廃材を燃料とする簡易型給湯器とピザ窯を組み合わせた装置を製作。
湯沸かしと調理を同時に行える仕様とすることで、被災時には井戸水を沸かして飲料を温めたり、冬場には暖炉としても活用できる設計としました。
今回の作戦では、被災地から寄せられる「調理できるものがない」「寒くて眠れない」といった声をヒントに、学生自らが装置の設計?製作に挑戦しました。
廃材燃料給湯器には、昨年度に学内で掘削した井戸水を活用し、ペットボトル内の水を温めて湯たんぽとして使用できる仕組みを導入。
避難所などに設置することで、現地にある資源だけで不安を軽減できる実践的な防災設備となっています。
これらの取り組みを多くの学生に知ってもらうため、昼休みの時間帯にピザと温かいお茶を配付する体験型188体育を実施しました。
当日は約300食分を用意し、「ピザソースを塗る」「焼く」「切る」「パック詰め」「お茶の準備」「配付」といった役割分担のもと、すべて学生の手で運営しました。
12月中旬の寒さの中、「体が温まる」「防災を身近に感じた」といった声が多く寄せられ、会場には笑顔が広がりました。
本企画を通じて、楽しさの中に防災の大切さを織り交ぜ、日常と災害時をつなぐ新たな防災のかたちを発信する機会となりました。